今回は、3ボールシャワーのやり方とその応用技について解説します。
3ボールシャワーとはいわゆる「お手玉」の投げ方で、円を描く軌道でボールを3個投げる技です。
はじめに
まずはじめに、1つ知っておいてほしいことがあります。
それは「3ボールシャワー」ボール3個でのジャグリングにおける1番の基本的な技ではありません。
多くの日本人が「ジャグリング」と聞くとお手玉の軌道である「3ボールシャワー」を想像しますが、これは間違いです。
ボール3個での1番基本的な技は「3ボールカスケード」で、これを1番最初に練習します。
3ボールシャワーはカスケードよりも少しだけ難しいですが、練習すれば誰でも出来るようになるので、頑張りましょう。
また、YouTubeの動画でも3ボールシャワーの解説をしています。
文章だけではわかりづらい箇所もあると思うので、ぜひ動画もご覧ください。
3ボールシャワーの練習方法
今日解説する3ボールシャワーは下図のような技です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/51.gif)
3ボールシャワーの練習も、カスケードの時と同様に、ボールの数を1個、2個、3個と少しずつ増やして練習します。
1個での練習
まずはボール1個で軌道を確認します。
下図のように、円を描く軌道でボールを投げます。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/500001.gif)
一般的に、利き手ではボールを上に投げ、逆手では手渡しをします。
この時、逆手で投げた方がやりやすいと感じる人もたまにいるので、実際に両方投げてみて試してください。
ボール1個での軌道の確認が出来ればボールを2個に増やします。
2個での練習
カスケードの時は2個での練習はかなり重要でしたが、シャワーはそれほど重要ではありません。
3個のシャワーにとても役立つような2個での練習はありませんが、個人的にこれだけは練習してみる価値あるかもと思うものを紹介します。
<ダメな練習>
何も意識せずにダラダラとボール2個を投げる
<意識すること>
3ボールシャワーと同じテンポで投げることが大切!
「何も持っていない手」を作るよう意識します。
実際に、ボール2個での練習でおすすめするのは、下図です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/515001.gif)
まずは両手で1個ずつボールを持ちます。
最初、利き手で上に投げながら逆手で手渡しをします。
さらに、手渡しで来たボールも上のボールを追いかけるように続きて投げます。
最後に、元の状態に戻れるように下で手渡しをします。
この練習が、3ボールシャワーに効くかもしれないので練習してみる価値はあります。
ただ、3ボールシャワーが出来るようになりたければ、3個での練習が1番手っ取り早いです。
なので、2個の練習はそこそこにして、3個で練習してしまいましょう。
3個での練習
最初の始め方は、次の2通りです。
1. 利き手で2個、逆手で1個持つ
2. 利き手で1個、逆手で2個持つ
一般的に、1.で始める人が多いので、1.の持ち方をお勧めします。
ここでは1. 利き手で2個、逆手で1個持っている状態から始める方法で解説します。
まずは、2個持っている利き手から1個を上に投げてスタートします。
そこから追いかけるように利き手で持っている2個目のボールも上に投げます。
そして1個目のボールが落ちてくる前に、下で逆手のボールを手渡しして元の状態に戻ります。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/51.gif)
3ボールシャワーの高さに関して、最終的には軌道の頂点が頭の高さを超えないくらいで投げれるようになりたいです。
右手と左手を同時に投げられるようになれば、高さを低くすることが出来ます。
しかしながら、練習を始めていきなり低いシャワーを投げることは難しいので、最初のうちは高く投げて余裕を作りましょう。
<3ボールシャワーのサイトスワップ>
3ボールシャワーのサイトスワップは51です。
高い方は5を投げて、低い方は1で手渡しをします。
515151…の繰り返しが3ボールのシャワーを表します。
3ボールシャワーの応用技
ここからは3ボールシャワーの応用技を紹介していきます。
1. ハイローシャワー(7131)
1つ目の応用技は、「ハイローシャワー」です。
サイトスワップは7131です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/7131.gif)
この技は、ボール1個を高く投げて、下で残った2個のボールをシャカっと入れ替えます。
高い(High)ボールを投げて、低い(Low)ボールを投げるので、ハイローという名前です。
ジャグリング界隈では、お風呂にハイローシャワーという言葉があります。
この言葉自体の意味も、ここで紹介したことも、特に意味はありません。
2. ハイローローシャワー(913131)
2つ目の応用技は、「ハイローローシャワー」です。
サイトスワップは913131です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/913131.gif)
この技は、ボール1個を高く投げて、下で残った2個のボールを2回シャカシャカと入れ替えます。
3. ハイローローローシャワー(b1313131)
3つ目の応用技は、「ハイローローローシャワー」です。
サイトスワップはb1313131です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/b1313131.gif)
この技は、ボール1個を高く投げて、下で残った2個のボールを3回シャカシャカシャカと入れ替えます。
このように、上のボールを高く投げれば投げるほど、下でたくさんシャカシャカを入れることが出来ます。
僕の自己記録は、8回シャカシャカです。
サイトスワップはl13131313131313131となります。(高く投げたボールはエルの高さ)
4. 逆シャワー
4つ目の応用技は、「逆シャワー」です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/15.gif)
今まで高く投げていた手を逆にして、逆回転でシャワーを投げます。
逆シャワーの練習は、慣れるまではかなりやりづらいと思います。
しかしながら、個人的にこの技をおすすめする理由があります。
それは、次の応用技に活きてくるからです。
5. ボックス
5つ目の応用技は、「ボックス」です。
![](https://syakublog.com/wp-content/uploads/2021/04/box.gif)
ボール2個は右手と左手それぞれで真上に投げます。
残りの1個は右手と左手の間で手渡しを繰り返します。
この技はシャワーと逆シャワーを組み合わせたような技なので、どちらも出来るようになってからボックスを練習してください。
6. 足の下シャワー
6つ目の応用技は、「足の下シャワー」です。
ここからは、技を表すgif画像がありませんがご了承ください。
3ボールシャワーのサイトスワップは51なので、1の手渡しで体の回りを通すことが出来ます。
今回は1の手渡しで足の下を通します。
7. 背中の後ろシャワー
7つ目の応用技は、「背中の後ろシャワー」です。
1の手渡しで背中の後ろを通します。
8. リバースショルダーシャワー
8つ目の応用技は、「リバースショルダーシャワー」です。
手首を返して、背中の後ろでボールをキャッチします。
9. ネックシャワー
9つ目の応用技は、「ネックシャワー」です。
5の高さで投げるボールを全部、首の後ろを通します。
まとめ
以上が、3ボールシャワーの解説と応用技の紹介でした。
後半に紹介した技はなかなか難しい技ですが、出来るようになればかなり楽しいので、ぜひ頑張ってみてください。