仕訳問題の練習ページその⑤です。
今回の範囲は、租税公課と資本金、費用収益の繰延べと見越し、訂正仕訳です。
しっかり練習しましょう。
租税公課と資本金
税金の処理
1. 建物と土地にかかる固定資産税\6,000の納税通知書を受け取ったので、現金で納付した。
2. 商品配達用のトラックにかかる自動車税\800を現金で納付した。
資本金の処理(引出金勘定を用いる方法)
3. 現金\10,000を資本金として元入れした。
4. 店主の所得税\600を店の現金で支払った。
5. 店主が4で支払った現金のうち、\400を現金で返した。
6. 決算日になった。
資本金の処理(引出金勘定を用いない方法)
7. 現金\10,000を資本金として元入れした。
8. 店主の所得税\600を店の現金で支払った。
9. 店主が8で支払った現金のうち、\400を現金で返した。
10. 決算日になった。
租税公課と資本金の処理
[応用問題]次の各取引の仕訳をしなさい。なお、引出金を用いる方法で処理すること。
11. 営業用の自動車にかかる自動車税\3,000と店主の所得税\9,000を現金で納付した。
12. 営業用店舗兼自宅に対する固定資産税\20,000の納付通知書が送られてきたので、小切手を振り出して納付した。なお、この税金のうち30%は家計の負担分である。
費用・収益の繰延べと見越し、訂正仕訳
費用・収益の繰延べと見越し
13. 決算につき、支払家賃\800のうち、次期分\200を繰り延べる。
14. 決算につき、受取利息\1,200(1年分)のうち、次期分(3ヵ月分)を繰り延べる。
15. 決算につき、支払保険料\100を見越計上する。
16. 決算につき、受取地代\150を見越計上する。
当期の会計期間は×1年4月1日~×2年3月31日である。以下の決算整理事項について決算整理仕訳を示せ。
17. ×1年12月1日に向こう1年分の保険料\2,400(月額\200円)を支払った。
18. ×2年2月1日に向こう1年分の手数料\3,600(月額\300)を受け取った。
19. ×1年6月1日に借入金\20,000(借入期間:1年間、年利率:3%)を借り入れた。なお、利息は返済時に元本とともに支払い、利息の計算は月割で行う。
20. ×1年8月1日に貸付金\30,000(貸付期間:1年間、年利率:4%)を貸し付けた。なお、利息は返済時に元本とともに受取り、利息の計算は月割で行う。
訂正仕訳
21. 売掛金\2,000を現金で回収した時、貸方科目を誤って売上と仕訳していたのでこれを訂正する。
22. 支払手形\4,000を当座預金で支払った時、誤って貸借逆に仕訳していたのでこれを訂正する。
23. 得意先B商店から売掛金\90,000を同店振り出しの小切手で回収し、ただちに当座預金に預け入れた際に、当座借越勘定の貸方に\20,000の残高があったにも関わらずに、借方科目:(当座預金)90,000、貸方科目:(売掛金)90,000、と仕訳していた。
24. 原因が不明であった現金過不足は、家賃の支払額\5,000が二重に計上されていたことにより生じていたことが判明したが、借方科目:(支払家賃)5,000、貸方科目:(現金過不足)5,000、と仕訳していた。
仕訳問題はこれで終了です。お疲れさまでした。
難しい範囲や苦手な範囲は、繰り返し勉強してしっかりと理解してください。