今回はトスジャグリングを練習する上で、かなり便利な技術であるキックアップについて解説します。
<キックアップとは>
足の上に置いてあるボールを蹴り上げて、手元に持ってくる技です。
今日はこの技の練習方法やキックアップを応用させた技術などを説明していきます。
目次
はじめに
今回の内容も、YouTubeに動画で解説したものがありますので、こちらもご覧ください。
動画を見ながら練習することを一番お勧めしますが、この記事では、動画の中では説明できなかった補足の説明などをしていきます。
キックアップの魅力
キックアップはなぜ練習すべき技なのか。
それは「練習効率が格段にあがるから」です。
普段ジャグリングを練習していると、いろんな技でたくさんボールを落とします。
それこそ人によっては、1回の練習で100回や200回と落としたボールを拾うことがあります。
もしキックアップを練習していなければ、毎回毎回しゃがみ込んで落としたボールを拾う必要があります。
キックアップを練習すれば、状態は起こしたまま足だけでボールを拾うことが出来ます。
このように落としたボールをどれだけ楽に拾うことが出来るのかがキックアップの有無で変わってきます。
したがって、キックアップはなるべく早く習得できるように練習しましょう。
また、キックアップは慣れてくれば無意識に出来るようになります。
僕も普段の練習で、「今キックアップしているなー」とかは全く思わずに、癖として足だけでボールを拾うことが出来ています。
間違いなく練習効率が上がるので、ぜひ練習してみましょう。
キックアップに適した靴
まず最初は、キックアップに適した靴の説明から始めていきます。
<キックアップの適性>
↑向いている
◎素足,靴下を履いただけの足
〇スリッポン
△サンダル,スニーカー
×革靴
↓向いていない
・素足,靴下を履いただけの足
素足や靴下を履いただけの足は、直でボールの感触がわかるので、ボールの制御がしやすいです。
・スリッポン
スリッポンの上面は平らなため、ボールはかなり乗せやすいです。
したがって、スリッポンはキックアップに適した靴であると言えます。
(※個人的に一番のお勧めはこのスリッポンです!ピルエットにも最適な靴なので良ければ使ってみてください!)
・サンダル,スニーカー
これらはそこまで乗せやすい靴ではないです。
これらの靴でキックアップをしている人は普通にいると思いますが、個人的にはあまりお勧めしません。
・革靴
革靴の上面はかなりツルツルしているため、ボールを載せるのは難しいです。
特別な事情がない限りは、革靴で練習するのは避けましょう。
キックアップの練習方法
まず、ボールを拾う足の決め方です。
基本的には自分の利き手と同じ足にボールを乗せます。
僕の場合は右利きなので、右足にボールを乗せてキックアップをしています。
また、ボールを乗せる時は逆の足を使って載せます。
続いてボールを乗せる位置です。
ボールは、親指と人差し指の付け根の真上くらいに乗せます。
以下の写真を参考にしてください。
また、足の指を上に向けることでボールが安定して乗ります。
足を地面にべちゃっとつけてしまうとすぐにボールが落ちてしまうので注意が必要です。
足の指を上に向けていれば、足を振り回しても簡単にはボールは落ちません。
最後に、ボールを蹴り上げる方法です。
ボールを上にあげるときは足を真っ直ぐ上にあげるのではなく、足を斜めに上げてボールを蹴り上げます。
右足でキックアップをするときは、足を少し右に向けてボールを上げます。
左足の場合は、足を少し左に向けてボールを上げます。
練習中にボールを落とすたびに、最初のうちはキックアップを意識してボールを拾いましょう。
何回もキックアップを練習していくうちに、無意識にキックアップが出来るようになってきます。
キックアップの種類
キックアップの後のボールの取り方には2種類の方法があります。
①ボールを直でキャッチする方法
②ボールを迎えに行かない方法
順番に解説していきます。
①ボールを直でキャッチする方法
ボールを蹴り上げた瞬間に、手でボールを迎えに行きキャッチします。
②ボールを迎えに行かない方法
ボールをしっかりと蹴り上げて、ボールが手に落ちてくるのを待ちます。
キックアップには2つの種類がありますが、まず最初は①の方法から練習してみましょう。
というのも、①の迎えに行く方法の方が圧倒的に簡単だからです。
①の方法に慣れてきたら、②の方法でも練習してみましょう。
キックアップの応用技
ボールを蹴り上げることを「キックアップ」と言いますが、手からボールを落として足でキャッチすることを「フットストール」と言います。
このフットストールは、キックアップの先にある技術なので、キックアップが出来るようになればこちらもやってみましょう。
フットストールが上手くなると、足を手のように使ってボールを投げたりキャッチしたりすることが出来ます。
詳しい技の紹介はここでは出来ませんが、気になる人はYouTubeで「nostalgia juggling」と検索すると、手が4本あるような人外を見ることが出来ます。
またキックアップの応用として、ボールの数を増やすことが出来ます。
キックアップを使いこなせるようになれば、3個でカスケードをしているところから、とても簡単に4個でのジャグリングへ移行するようにボールの数を増やすことが出来ます。
以上の理由から、キックアップはなるべく早くから練習すべき技であると考えています。
ぜひ習得目指して頑張りましょう!
今回はここまでです。お疲れさまでした。