仕訳の練習問題をたくさん載せます。
今回の範囲は、簿記の基礎、商品売買、現金、当座預金、小口現金です。
しっかり練習しましょう。
なお、商品売買は三分法により処理してください。
簿記の基礎
1. 仕訳の基本の確認です。以下それぞれの要素が増減した時は、仕訳において借方(ひだり)と貸方(みぎ)のどちらに記入しますか？
・資産の増加
・資産の減少
・負債の増加
・負債の減少
・純資産の増加
・純資産の減少
・費用の増加(発生)
・費用の減少(消滅)
・収益の増加(発生)
・収益の減少(消滅)
商品売買
商品の仕入れ
2. 商品\100を仕入れ、代金は現金で支払った。
3. 商品\200を仕入れ、代金は掛けとした。
4. 買掛金\200を現金で支払った。
商品の売上げ
5. 商品\150を売上げ、代金は現金で受け取った。
6. 商品\300を売上げ、代金は掛けとした。
7. 売掛金\300を現金で回収した。
仕入戻し、値引き
8. 先に掛けで仕入れた商品のうち、品違いのため\10を返品した。
9. 先に掛けで仕入れた商品のうち、汚損のため\20の値引きを受けた。
売上戻り、値引き
10. 先に掛けで売り上げた商品のうち、品違いのため\30が返品された。
11. 先に掛けで売り上げた商品のうち、汚損のため\60の値引きをした。
仕入諸掛り、売上諸掛り
12. 商品\500を仕入れ、代金は掛けとした。なお、引取運賃\100(当店負担)を現金で支払った。
13. 商品\700を売り上げ、代金は掛けとした。なお、発送費\200(当店負担)は現金で支払った。
現金
小切手の処理
14. A商店はB商店に対する売掛金\2,000を回収し、同店振出の小切手を受け取った。
15. A商店はC商店に対する買掛金\2,000を支払うために、他人(B商店)振出小切手を渡した。
現金過不足
16. 手元のお金を調べたところ、現金の実際有高は\350であるが、帳簿残高は\400であった。
17. 16の現金過不足の原因を調べたところ、\20については通信費の支払いが記入漏れであることが判明した。
18. 決算日につき、16で生じた現金過不足のうち原因不明の\30について、雑損または雑益で処理する。
19. 手元のお金を調べたところ、現金の実際有高は\900であるが、帳簿残高は\700であった。
20. 19の現金過不足の原因を調べたところ、\150については売掛金の回収が記入漏れであることが判明した。
21. 決算日につき、19で生じた現金過不足のうち原因不明の\50について、雑損または雑益で処理する。
当座預金
当座預金の処理
22. A商店は銀行と当座取引契約を結び、現金\500を当座預金口座に預け入れた。
23. A商店は買掛金\300を小切手を振り出して支払った。
当座借越の処理
以下の取引の仕訳をしなさい。なお、二勘定制で処理すること。
24. A商店は買掛金\250を小切手を振り出して支払った。なお、当座預金の残高は\100であったが、A商店は銀行と借越限度額\500の当座借越契約を結んでいる。
25. A商店は現金\350を当座預金口座に預け入れた。なお、当座借越の残高は150円であった。
[応用問題]
26. 京都商店から商品\1,500を仕入れ、代金は小切手を振り出して支払った。ただし、当座預金の残高は\900であったが、奈良銀行当座借越契約を結んでおり、借越限度額は\3,000である。なお、引取運賃\100は現金で支払った。
小口現金
小口現金の処理
27. 定額資金前渡法を採用し、会計係は小口現金\2,000を小切手を振り出して前渡しした。
28. 小口現金係は郵便切手代(通信費)\800とお茶菓子代(雑費)\500を小口現金で支払った。
29. 会計係は小口現金係から次の報告を受けた。
郵便切手代(通信費)\800、お茶菓子代(雑費)\500
30. 会計係は小口現金の支払金額と同額の小切手を振り出して小口現金を補給した。
[応用問題]
31. 小口現金係から旅費\6,000、消耗品費\1,800および雑費\700の小口現金の使用についての報告を受け、同額の小切手を振り出して補給した。なお、当店は、定額資金前渡法を採用している。
今回はここまでです。お疲れさまでした。