仕訳問題の練習ページその③です。
今回の範囲は、その他の債権債務です。
具体的には、未払金や未収入金、前払金や前受金、仮払金や仮受金、立替金・預り金・商品券についての様々な仕訳を載せています。
その他の債権債務
未払金の処理
1. A商店は有価証券\2,500を購入し、代金は売買手数料\100とともに後払いとした。
2. A商店は1の代金を小切手を振り出して支払った。
未収入金の処理
3. A商店は所有する有価証券\2,600を\3,100で売却し、代金は月末に受け取ることとした。
4. A商店は3の代金を現金で受け取った。
未払金・未収入金の処理
[応用問題]5. 当期に@100円につき\94で買い入れた関西株式会社の社債のうち、額面総額\600,000を@100円につき\96円で売却し、代金は月末に受け取ることとした。
前払金の処理
6. A商店はB商店に商品を注文し、内金として\100を現金で支払った。
7. A商店はB商店から商品\1,000を仕入れ、代金のうち\100は注文時に支払った内金と相殺し、残額は掛けとした。
前受金の処理
8. A商店はC商店から商品の注文を受け、内金として\200を現金で受け取った。
9. A商店はC商店に商品\2,000を売り上げ、代金のうち\200は注文時に受け取った内金と相殺し、残額は掛けとした。
前払金・前受金の処理
[応用問題]10. かねて注文していた商品\30,000を仕入れ、注文時に支払った手付金\5,000を控除し、残額については小切手を振り出して支払った。
11. 得意先B商店に商品\80,000を売り上げた。代金のうち、\10,000はすでに受け取っていた手付金と相殺し、残額は掛けとした。
仮払金の処理
12. 従業員の出張に伴い、旅費の概算額\20,000を現金で前渡しした。
13. 従業員が出張から帰社し、旅費として\25,000を支払ったと報告を受けた。なお、旅費の概算額として\20,000を前渡ししており、不足額\5,000は現金で支払った。
仮受金の処理
14. 出張中の従業員から当座預金口座に\4,000の入金があったが、その内容は不明である。
15.出張中の従業員が帰社し、14の入金は売掛金を回収したものとの報告を受けた。
仮払金・仮受金の処理
[応用問題]16. 先月、仮受金として処理していた内容不明の当座入金額は、B商店から注文を受けた時の手付金の受取額\2,000とC商店に対する掛代金の回収額\5,000であることが判明した。
立替金・預り金の処理
17. 商品\1,500を掛けで仕入れた。なお、先方負担の引取運賃\100は現金で支払った。
18. 商品\3,000を掛けで売り上げた。なお、先方負担の発送費用\200は現金で支払った。
19. 従業員が負担すべき保険料\800を現金で立て替えた。
20. 給料\10,000のうち、19で立て替えた\800と源泉徴収税額\1,200を差し引いた残額を従業員に現金で支払った。
21. 預り金として処理していた源泉徴収税額\1,200を小切手を振り出して納付した。
立替金・預り金の処理
[応用問題]22. 従業員が負担すべき当月分の生命保険料\6,000を小切手を振り出して支払った。なお、当月末にこの生命保険料は従業員の給料(\300,000)から差し引くこととした。
23. 従業員の給料について源泉徴収していた所得税\8,000を小切手を振り出して税務署に納付した。
商品券・他店商品券の処理
24. 商品券\3,000を売り渡し、現金を受け取った。
25. 商品\5,000を売り上げ、代金は当店発行の商品券\3,000と現金\2,000を受け取った。
26. 商品\1,500を売り上げ、代金は他店発行の商品券\2,000を受け取り、お釣りは現金で支払った。
27. 当店が保有する他店商品券\4,000と他店が保有する当店発行の商品券\6,000を交換し、差額は現金で精算した。
今回はここまでです。お疲れさまでした。